一括査定サイトで50万円のリフォーム投資が500万円アップに繋がった話
不動産を売却する際、「どこまで手を入れるべきか?」と悩む方は多いでしょう。
特に築年数が経過した物件では、「リフォームに投資する価値があるのか?」が大きな判断ポイントになります。
今回は50万円のリフォーム投資で、最終売却価格が500万円アップした成功事例を紹介します。
売却の背景
今回の売主は、築20年のマンションを売却希望。
- 売却理由:家族構成の変化による住み替え
- 希望売却価格:4,000万円
- 市場の査定価格:3,500万円~3,700万円
一括査定サイトを利用したところ、複数の業者からの査定額は3,500万円〜3,700万円と、希望額には届きませんでした。
リフォーム投資の決断
査定を依頼した不動産会社の担当者と相談したところ、いくつかのポイントを改善することで売却価格を引き上げられる可能性があることが判明しました。
ただし、大掛かりなリフォームは不要で、最小限の投資で最大のリターンを得る戦略を取ることにしました。
1. キッチンと浴室の印象を改善
- キッチンの水栓を最新型に交換(約5万円)
- 浴室の換気扇と鏡を交換(約3万円)
- 古くなったキッチンのシンクを研磨してピカピカに(約2万円)
これだけで「築20年の古さを感じさせない」清潔感を演出できました。
2. 壁紙と床の部分補修
- リビングと玄関の壁紙を張り替え(約15万円)
- 傷んだフローリングを補修し、ワックス加工(約10万円)
リビングの印象が劇的に向上し、内覧者の好感度がアップしました。
3. 照明のアップグレード
- LED照明に交換し、明るさとデザインを向上(約10万円)
これにより、室内の雰囲気が一気にモダンな印象になりました。
売却結果
リフォーム後、再び一括査定サイトを利用し、内覧者の反応を見ることに。
- 再査定価格:3,800万円~4,000万円
- 最終成約価格:4,200万円
- 売却期間:1.5ヶ月
結果的に50万円のリフォーム投資で500万円の価格アップを実現。
売却スピードも上がり、スムーズな取引となりました。
まとめ
今回の成功事例から、不動産売却時の「少額リフォーム投資が大きなリターンにつながる」ことが分かりました。
成功のポイントは次の3つです。
- リフォームは最小限にし、費用対効果の高い箇所に絞った
- 「築年数の古さを感じさせない」清潔感を演出した
- 一括査定を活用し、査定額を引き上げた
このような工夫を取り入れることで、より良い条件での売却が可能になります。