海外不動産を日本国内で売却する方法

2025年6月23日

かつて投資や駐在などの理由で購入した海外不動産を手放したいと考える方は少なくありません。しかし、売却手続きは現地の法律・言語・商慣習に従う必要があり、日本に居ながら進めるには慎重な準備と信頼できるパートナーが不可欠です。この記事では、日本国内にいながら海外不動産を売却するための手順と注意点をわかりやすく解説いたします。

1. 海外不動産を日本から売却できるのか?

結論から言えば可能です。ただし、売却自体は「現地の法制度に基づく」ため、日本にいながら完結させるには以下のような対応が必要となります。

  • 現地の不動産エージェントや弁護士との連携
  • 権限を委任する「委任状」や「公証手続き」の準備
  • 登記や税務処理のための書類のやり取り

2. 売却のための基本的な手順

ステップ1:現地不動産エージェントの選定

信頼できる現地の不動産業者を見つけることが最優先です。日系企業や、日本人スタッフが在籍する業者を選ぶと安心です。

ステップ2:査定と販売戦略の立案

  • 現地の相場に応じた価格設定
  • 販売チャネル(現地ポータル・ネットワーク)の確認

ステップ3:売買契約・決済

  • 売買契約は現地法に基づき締結
  • サイン・公証・送金など、日本からの手続きも必要
  • 委任状を通じて現地代理人に手続きを一任するケースが多い

3. 公証手続きと委任状の用意

現地での売買契約や登記手続きを他人に任せるには、日本で作成した委任状公証人の認証を付ける必要があります。さらに国によっては「アポスティーユ(認証印)」が求められることもあります。

手続きの流れ

  • 公証役場で署名・捺印した委任状を認証
  • 外務省でアポスティーユ取得(必要な国のみ)
  • 国際郵送で現地代理人に送付

4. 日本国内で必要な税務処理

海外不動産を売却した場合でも、日本の非居住者でない限り、日本国内での所得税申告が必要です。

ポイント

  • 「譲渡所得」として確定申告に記載
  • 現地で源泉徴収された税金は「外国税額控除」で相殺可能
  • 必要書類:現地の売買契約書、譲渡費用明細、取得時の書類

5. 海外送金と為替リスクへの備え

売却代金を日本へ送金するには、海外送金の手続きが必要となります。また、為替レートの変動によって手取り額が変わるため、為替リスクの考慮も重要です。

注意点

  • 受取先銀行の対応(外貨受取・円貨換算)
  • 送金手数料や中継銀行の費用
  • 送金金額が大きい場合は、事前に銀行と相談を
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まとめ

海外不動産を日本にいながら売却することは可能ですが、言語や法制度の違い、税金、送金など複数のハードルを伴います。信頼できる現地エージェントや弁護士との連携、公証・税務手続きへの対応を的確に行うことで、スムーズかつ損のない売却が実現できます。万全の準備を整え、安心して次のステップへお進みくださいませ。


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