更地にするのはどうなの?経験者6人に聞いてみた。

2024年1月13日

更地にするというとなかなか手間イメージがありますが、実際はどうなのでしょうか。

そこで、じっさいに更地にした経験者6人に話を聞いてみました。

更地にした人の体験談

私は、30代の会社員です。

2年程前の話ですが、身内が借金の担保に私の実家を入れ、返済が滞ってしまってどうにもならなくなってしまいました。
その時期に連帯保証人になっている私の親に返済の援助を頼んできましたが、親も自分の生活でいっぱいいっぱいでどうしようという話になりました。

そこで家族で話し合い、長年住んだこの家を売却して借金を完済し、また1から生活を立て直そうという事になりました。

それから約半年ぐらいで買い手が見つかり、家を解体して更地の状態で売却しました。

長年住み慣れた家だったので、いろんな思いでも詰まっており、その家が壊されるときはとても悲しく後悔しました。

親戚間で仲が良かったのでこの様な形で収まりましたが、親戚関係が悪いとこんな事は出来なかったと思います。
家を解体するときにはみんなでよく話し合ってみんなが納得してから解体する事をおすすめします。

金融業 34歳 男性

34歳主婦です。
私が結婚して家を出てから実家がその状態になりました。

もともとは私の父方の祖父が建てた家でした。
その祖父が亡くなった時、財産分与で実家の土地と実家の前にある畑が私の両親に分けられました。

実家の敷地も畑も広かったため、財産として持っていると多額の税金がかかりそれを支払う能力がなかったので売ることにしました。

実家の家が古かったことと私が家を出ていく事が決まったので家を壊し更地にし、面積の半分ほどを売りに出し、もう半分に自分たちの家を建てることになりました。

解体作業前日に実家に行きました。
私の生まれた時から住んでいる家が取り壊されること、物が無くスカスカになった家を見てなんだかさみしくなりました。

後悔していることは特にありません。両親も新しい家で快適に暮らしています。


無職 34歳 女

定年近い歳のものです。
親からの土地を家付きで譲り受けました。
しかし、古くて場所も都合が悪いので、更地にして売却することとなりました。
難しかったのは、土地の区画の調査がなされておらず、境界の印が設定されていなかったということです。
調査費用もかかり、あまり利益があった様には思えませんでした。
建物の解体費用と土地区画調査費用、土地売買の仲介料など、諸々合わせると、取り組んだ甲斐があまりありませんでした。
皆さまに、益と費用を良く検討して、実施することをおススメします。
相続税や土地の資産税もばかになりませんし、路線価を考慮することも必要です。
どんな形が一番経済的に有利かは、専門家に相談することが一番良い道だと思います。

事務 61歳 男
地方都市に住む60歳の男性です。

家内の実家の両親が亡くなって住む人がいなくなったため、土地を売却することにしました。
建物は古くからのものに何度も増築を重ねているなど、自分でもいい加減に手を入れているため、当然、建物は取り壊して更地にしてから、土地だけを売ることにせざるを得ませんでした。

取り壊すにあたり、片付けるのが大変でした。
80年ほど前から人が住んでいたため、古くからのものが非常にたくさんあり、それらを分別して処分しなければなりませんでした。

家内はこの家に思い入れがあるため、積極的に作業には取り組めず、この家には住んだことがない私が機械的に作業をすることがほとんどでした。

事情があり、早く片付ける必要があったので、骨董の類や電化製品などはほとんど処分してしまいましたが、いろいろ当たればもう少しお金に換えれたかもしれません。

また、逆に、処分は全て解体業者まかせにする方法も検討しても良かったかも。
費用について、もう少し詳しく調べておけばよかったと、少し後悔しています。

会社員 60歳 男性

相続で親が住んでいた家と土地の所有権を持っていた40歳の男性です。

自分が住んでいる場所は相続した土地と家からはかなり離れている場所にあり、不動産管理が大変になってしまうので、売却することにしました。

最初は不動産業者に相談してそのまま土地と家を売却する予定でしたが、建物の老朽化がかなり進んでいるので、更地にしたほうが売りやすいということになり、解体することにしました。

解体作業中は少し悲しい気持ちにもなりましたが、いつまでも建物を残しておくこともできないので、仕方がないと自分に言い聞かせました。

割と立地が良い場所であり、駐車場としても活用出来る土地だったので、更地にしたおかげで、購入したいというひとがたくさん現れてくれました。

会社員 40歳 男性

30代、男性、会社員です。

相続でもらった実家ですが、更地にすると税金が高いので兄弟は誰も住まず放ったらかしにしていました。
裏の家の人が、子供が結婚して敷地内同居か近距離同居をしたいので土地を売ってほしいと言ってきました。
条件は更地渡しだったので、延べ床150平米ほどの実家を解体することになった。

解体業者に見積もりを取ると、250万、350万、500万の開きがあること、初めて知りましたが屋根部分にカラーアスベストが使われていたことで解体するのに一手間かかるようでした。
建物を解体したところで見積もりに入っていない杭が何本かあり追加料金が発生しましたが、トータルで270万ほどの解体費用でした。
かなり良心的な価格だったと思います。

売り手が決まっていたこと、必ず買うと確信があったことで解体できました。
先方は400万の解体費用を見込んでいたようですがプラスになりました。

解体業者を探すなら、必ず数社から見積もりを取ること。

解体には1ヶ月ほどはかかること。

更地にすると税金が上がるので更地渡しか現状渡しかは相手と相談すること(解体したのにローン審査落ちた、と言われたら損です)

35歳 男性 会社員

まとめ

想像とくらべてどうでしたか?

なかなか更地にするのもたいへんなようですね。ローンの審査などにも注意しないといけないのが興味深かいですね。

家の売却について考えている人は、下の2つの記事をみると、意外に楽に高く売れるので、ぜひ参考にしてみてください。